家を売却する。その2(不動産のプロに相談する)

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前回の記事では、家を売却するには不動産のプロに相談し、プロとともに売却を進めていく必要があること。
そして、まずは信頼できるプロを見つける必要があることについて説明しました。

今回は、前回の記事の詳細について説明します。

大手の不動産会社だからと言って信用できるとは限らない。

家を売却する場合、真っ先に思い浮かぶのは、大手の不動産仲介会社ではないでしょうか。
大手の不動産仲介会社はよくCMを打っていますし、駅前に大きなオフィスを構えていて安心な雰囲気がありますので、初めて家を売却しようと思っている方が相談しようと思うのは当然のことです。
ですが、少し冷静になっていただきたいのです。
大手不動産仲介会社は、CMにも、オフィスにも、たくさんの従業員にも多額のコストをかけているので、その分だけ売主一人ひとりからたくさん売上をあげる必要が生じます。
ということもあり、大手ほど一回相談に行くと「当社に売らせてください!」という激しい営業を受ける傾向にあります。

一括査定サイトを活用する。

GoogleやYahoo!などの検索サイトで「不動産 売却」のようなワードで検索をすると、一括査定サイトがヒットします。
たくさんの不動産会社にいっぺんに査定を依頼するというサービスです。
便利に見えるかもしれませんが、このサイトの裏側では、このサイトのサービスに登録した不動産業者の熾烈な顧客(売主)獲得競争が繰り広げられており、登録している不動産業者は一括査定サイトの運営者に多額のお金を払っているため、売主の獲得に必死にならざるを得ません。
そのため、本来売れないような価格をエサのようにして売主と契約をし、徐々に価格を下げていく(本来、売れる金額に価格を下げていく)という悪質な方法をとる業者もいますので、本気で家を売却したい方が利用するサービスとして、お勧めはできません。

信頼できるプロの見つけ方。

では、どうすればよいのか。
結論から言えば「地道に探していくしかない」ということになります。
不動産業は地域密着型のビジネスですので、その土地ごとに有能なプロが必ずいます。
その人を探し当てるしかないでしょう。
なお、その地域で長く不動産業を営んでいるから有能なプロと言えるかというと、それも違います。
長く事業を継続しているからと言っても、賃貸の仲介や管理がメインの事業だった場合には、売買のことはよくわからないということも多いからです。

結局、最終的にはその人を信用できるかどうかで判断する。

この回答では身も蓋もないかもしれませんが「結局、最終的にはその人を信用できるかどうか」がポイントです。
勘違いしてほしくないのは、ポイントは会社ではなく「人」だということです。
先ほど、大手不動産仲介業者を否定するような内容を記載しましたが、大手不動産仲介業者の中にも素晴らしい「人」は当然いますし、地場業者の中にも素晴らしい「人」はいます。
それらの「人」に着目すると良い結果が得られる可能性が高いです。
不動産は会社ではなく「人」を見る。
このポイントを押さえ、まず手始めにその人と話し、相性を感じること。
また、インターネット上でその人の発言があれば、それもチェックしていただくことで、その担当者の人となりがより鮮明に分かると思います。
まずは、インターネットで検索して、地域のプロを探し、その人をめがけて会いに行くという方法もお勧めの方法です。

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