家を売った経験など、多くの人が持っていないと思います。
そもそも家を買うこと自体、人生で1回あるかどうかではないでしょうか。
まして、家を売るとなると、自宅というより「相続した実家を売却するかどうか悩んでいる」という方が多いのではないかと思います。
そのような方のため、このページでは、まずは家を売るための全体像について説明します。
家を売却するための全体像について
家を売却するための全体像は次のとおりです。
1.大まかな流れを把握する。
2.不動産のプロに相談する。
3.不動産のプロに売却する不動産の査定をしてもらう。
4.不動産のプロと売却のための契約(媒介契約)を締結する。
5.販売活動をする。
6.購入の申込みを検討し、交渉、承諾をする。
7.契約を締結する。
8.決済と引渡し
それでは、それぞれ説明していきます。
大まかな流れを把握する。
まずは、このページに記載する内容を読んで大まかな流れを把握してください。
このページではざっくりと説明していきますが、詳細はそれぞれのページで説明していきます。
全体像の把握は、このブログの「家を売る」の項目を全てお読みいただければと思います。
不動産業者に相談する。
家を売却するには、不動産のプロである不動産業者に相談し、プロとともに売却を進めていきます。
そのためには、信頼できるプロを見つける必要があります。
信頼できるプロが見つかれば、売却はおおむね成功します。
不動産のプロに売却する不動産の査定をしてもらう。
売却をするにしても色々なパターンがあります。
色々なパターンとは、例えば次のようなパターンです。
・不動産業者に売却する場合。
・不動産業者以外の方に売却する場合。
・建物を取り壊して更地にした状態で売却する場合。
などです。
プロと一緒にどの方法での売却が最適かを考え、それぞれのパターンで査定をしてもらいます。
最適な結果を模索した上で、売却を辞めるという選択肢もあり得ます。
不動産業者と売却のための契約(媒介契約)を締結する。
不動産業者と売却活動をスタートさせるための契約を締結します。
契約には3種類(一般、専任、専属専任)があります。
この契約を締結した時点で、物件の「売主」ということになります。
販売活動をする。
販売活動については、不動産業者が行いますので、売主の方でやることはあまりありません。
ですが、売主が売却物件に住んだまま売却するような場合は、案内があるときに、売却物件にいていただく必要がありますので、その都度、業者の指示に従うようにしてください。
購入の申込みを検討し、交渉、承諾をする。
購入を希望する者は、売主に対し、購入申込書という書類を提出します。
売主は、この書類に記載された条件を検討し、承諾するかを決めます。
なお、購入申込書の内容の中に売主が承諾しかねる条件がある場合、買主との交渉を行います。
当然、交渉はプロである不動産業者が行います。
交渉の結果、売主と買主の条件の折り合いがつかなかった場合、再度販売活動が継続されることになります。
契約を締結する。
買主が見つかった場合、契約日を決めます。
重要事項説明書と売買契約書は、プロである不動産業者が作成します。
そして、契約日当日に無事契約が済めば、売主は買主から手付金を受領することになります。
決済と引渡し
不動産は契約をすれば終わりというわけではなく、残代金の決済と引渡しを行う必要があります。
引渡しには所有権移転などの登記が必要となります。
まとめ
以上が、家を売るときの大まかな流れとなります。
かなり簡単に記載をしていますが、それでも十分に複雑だと思います。
ですが、信頼できるプロと進めていけば、売主がやらなければならないことはあまりありません。
したがって、信頼できるプロを探すというところが、不動産売却を成功させる秘訣となるのです。